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D-1 Aircraft Mechanic's Jacket
(The REAL McCOY'S)

D-1は正確にいえばフライト・ジャケットではなく、エアクラフトメカニクス・ジャケットすなわち、航空機整備要員(メカニック)が着用したジャケットである。しかし、偵察飛行任務の撮影要員や航空観測要員などによってフライト・ジャケットとして着用されていた経緯もあるのでフライト・ジャケットとして扱っても良いと思うのだが。
D-1は、1930年代後期にインターミディエート・ゾーン用として採用されていた。同時期には同じくシープスキンを採用していたため見ためが非常に酷使しているB-3(ヘビー・ゾーン)やB-6が活躍していた。パッと見はB-3やB-6に似ているが、細かいディテールは当然のごとく異なる。
一番大きな違いは、シープスキンの厚さ(毛足の長さ)だろう。ヘビー・ゾーンで使用されるB-3の厚さは3/4インチ(約2cm)もあり、極寒地での着用に十分耐えうる性能を備えていた。一方インターミディアム・ゾーンで使用されるB-6およびD-1は1/4インチ(約0.6cm)のシープスキンを採用している。そのため、B-6やD-1は軽快な着心地となっている。
続いての違いはシルエット(着心地)である。狭い機内で任務を遂行しなくてはならない飛行士が着用するジャケットは必然的にタイトなシルエットとなる。A-2が無駄を省いたタイトなフォルムなのが良い例だ。そのため、B-3,B-6はかなりタイトなシルエットである。シープスキンというボリュームのある素材を使用しているため、見ためはゆったりしているようだが実はタイト。一方のD-1は正反対でゆったりしている。地上でメカニックがツナギの上に羽織るためだろうか。そのため、街での着用には、D-1が一押しなのである。B-3やB-6はタイトだし、ディテールもハードすぎる様な気がするから。
マッコイズのD-1は3グレード6種類あるが、これは真ん中のグレードであり、メインマテリアルにサウスアフリカンメリノ(どのようなものかは詳しく知らないが)、ポケットの袋地はオリーブドラブのヘリンボーンを使ったモデルである。ジッパーはMIL規格のマッコイオリジナルだがこれが購入後すぐに壊れた。スライド側ではない方の下のダイキャスト?が折れたのだ。安い物ではないのだからしっかりして欲しい。
ともあれ、ガバッっと羽織って着るのに便利な一着だ。

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