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MA-1
(Buzz Rickson's)

McCOY'SとSUGAR CANEの共同企画により「Buzz Rickson's」が生まれたのが今から5年前の1993年だった。それ以前にもPherrow'sがナイロン系を復刻はしていたが、生産規模はそれほど大きくなかったため、本格的な復刻物はあまり一般的ではなかった。しかし、このBuzzの立ち上げにより多くの人々が本格的なナイロン系の復刻を手にすることが出来るようになったのだ。

1993年、Buzzは一気に9種類のジャケット(B-10,B-15A,B-15B,B-15C,B-15C(MOD),B-15D,MA-1,N-3A,N-3B)をリリースした。このMA-1はその年の物で、SKYLINE CLOTHINGをベースに作られたものだ。現在のBuzzは新品のジャケットを復刻しているが、このMA-1はやや着込んだユーズドを意識しているように思われる。シャルはセージグリーンと謳う割にはシルバーがかっており(トップ画像の全景よりUSAF画像のほうが実際のジャケットの色に近い)、着用によって色が抜けた雰囲気を再現しているのではと思う。また、USAFマークもナイロンに染み込んでおり、表面にインクの手触りがない。これも着込み、クリーニングによって色落ちしたUSAFマークを再現したのではと推測する。
インナーにもきちんとウールパイルが使用されており、ズッシリ感もたまらない。リヴの目が細か過ぎ?しっかりし過ぎている、ジッパーがSCOVILL製など、やや気になったりするところもあるが、当時のMA-1と言えばアルファくらいだったため、この忠実度は十分に満足のいくものだった。

余談だが、このMA-1を購入したのは12月12日にトヨタカップを観に行った日だ。その年のカードは南米代表がブラジルのサンパウロFC、欧州代表はイタリアのACミランだった。サンパウロにはレオナルド、カフー、トニーニョ・セレーゾ、そして当時16歳のジュニーニョ、ミランはバレージ、コスタクルタ、マルディーニ、デサイー、アルベルティーニ、マッサーロ、パパンと超豪華な顔ぶれであり、白熱したゲームに大満足だった。その時着ていたのが先に購入したBuzzのB-10。白熱したゲームのおかげもあるだろうがB-10の機能性(暖かさ)には大変満足した。「じゃあもう一着」ということでこのMA-1を速攻で購入したのだった。

今では「ナイロンと言えばBuzz」とまで言われるようになったBuzz Rickson's。その記念すべきファーストモデルのMA-1であるから、大切かつ乱暴に着ていきたい。

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