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半年に渡ってお送りしてきた「McCOY'S 904 穿き潰しリポート」もとうとうフィナーレを迎えることとなった。購入から洗濯、乾燥機による縮み、そして紙ヤスリ、熱湯、自作自慢といった様々な加工を試して出来上がったジーンズが上の画像。約半年というジーンズにとっては短い時間であったがそれなりの仕上がりとなり、ほぼ満足できる内容となった。 今回を含めてあと2回、今までの作業を振り返り、この「McCOY'S 904 穿き潰しリポート」を締めくくりたいと思う。
30年代のワークパンツである「904」のシルエットは、メチャクチャ太い。ワタリはもちろんのこと、裾もかなり太いため、武骨で男らしいフォルムだ。現在主流であるやや細めの50年代のジーンズのように洗練されてはいないが、穿き潰し甲斐のある一本だ。
あのマッコイズの製品であるから、30年代のワークパンツのディテールは完璧に再現されている。リベットの打たれた大きいヒップポケット、鉄製のサスペンダーボタン、バックストラップなど豪華なパーツ満載だ。しかし、このディテールは好き嫌いも多いのではないか? シンプルなジーンズが好きな人に受け入れられないし、コテコテが好きな人には大満足だろう。しかし、半年はいてもピカピカの鉄製ボタンは、好きな人にもちょっといただけないか。
このジーンズのデニムは、13.5オンスであり比較的ライトである。表面のザラツキもそれほど強烈ではなく、自然な感じ。しかし、糸にはしっかりとムラ糸を使用しているため、きちんとタテ落ちは現われるのでご安心を。また、洗濯を繰り返した際の色落ちは、やや青みがかったものとなる。 デニムの項でも書いたが、このデニムは自然なタテ落ちが期待できる。これはこのデニム自体の特性であろう。また、このジーンズの色落ちで素晴しいのは、縫製技術によると思われる各部のアタリだ。特にチェーンステッチによる裾のアタリとサイドシームのアタリは文句の付けようがない。 最初こそ乾燥機を使ったが、その後は約1週間に1回のペースで通常の洗濯および天日干による乾燥を行った。やはり清潔に穿くのが一番であろう。その結果、色落ちのコントラストはあまりハッキリ出ず、青みの強い色落ちとなった。 糊付けされたジーンズは、洗濯することによって大幅に縮む。3度の洗濯によってウエストで11cm、レングスで9cmも縮んだ。この縮みによってアタリが発生し、生地が詰まることによってデニム自体の強度が増す。そのため最初の1、2回目の洗濯は非常に重要である。 |
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